TOP > Users > ORCA通信アーカイブ > vol.041

 ORCA通信

ORCAユーザーの皆様、こんにちは。
いつもお世話になっております。サイズの中村です。

第41回ORCA通信をお届けいたします。

INDEX
[1] 開発情報:予告!バージョンアップ(3回目)
[2] スペック作成のヒント:クォータフルのとき、同属性の空いているクォータへ振り分ける方法


[1] 開発情報:予告!バージョンアップ(3回目)

今回も5月末にバージョンアップ予定のORCAから新機能をご紹介いたします。


[2] スペック作成のヒント:クォータフルのとき、同属性の空いているクォータへ振り分ける方法

ランダム値で振り分けられたグループのクォータが埋まっていた際、同属性の他のグループは空いているのに、クォータオーバーにしていませんでしたか?
今回ご紹介するクォータ設定をすれば、同属性の空いているクォータに振り分けることが可能です。

ランダム値
 1:Aグループ
 2:Bグループ

クォータ数 回収数
30代男性Aグループ 10 10
30代男性Bグループ 10 8

上記の状況で30代男性にランダム値1が振られた場合

通常のクォータ設定
 ⇒クォータオーバー

今回ご紹介するクォータ設定:
 ⇒30代男性Bグループに振り分け

■サンプルスペックの説明

100.Q性別を聞く設問です。(SA)
1:男性
2:女性
200.Q年齢を聞く設問です。(数値入力)
300.Qグループ分けのためのランダム値を発生します。
[自動回答設問]-[ランダム値]
ランダム値設定はグループの数で決定します。
本サンプルでは2つのグループを設定しているので「2」を入力します。
400.Q100.Qと200.Qから対象者の性年代の新アイテムを設定します。
本サンプルでは男女30~50代、10代刻みの6セルを対象とします。
450.Q400.Qに当てはまらなかった場合の対象外のジャンプです。
ORCA Scriptには以下を入力します。
Q400.CT == 0;
500.Q6セルの2グループなので12セルの割付を設定します。
「ORCA Script」には以下のように設定します。(30代男性を設定する場合)

選択肢:1 30代男性Aグループ
Q400.C[1] & Q300.N == 1 & ! quota_que('C001');
30代男性ランダム値1設問クォータID'C001'が空いている場合=30代男性Aグループ

選択肢:4 30代男性Bグループ
Q400.C[1] & Q300.N == 2 & ! quota_que('C004');
30代男性ランダム値2設問クォータID'C004'が空いている場合=30代男性Bグループ
ココがポイント
上記のみの設定では、Q300で振り分けられたグループが回収上限に達していた場合は、別のグループが上限に達していなくても「回収上限アウト」となってしまいます。
[自動回答設問]-[選択肢の単一回答]では、選択肢表示設定(ランダムを設定する画面)に選択肢番号が入力されている場合、上から合致するものを探してフラグを立てます。
この仕様を利用して、再度Q300に依存しない選択肢1と選択肢4を、上記のセルよりも下の行に設定します。

選択肢:1 30代男性Aグループ
Q400.C[1] & ! quota_que('C001');
30代男性で、設問クォータID'C001'が空いている場合=30代男性Aグループ

選択肢:4 30代男性Bグループ
Q400.C[1] & ! quota_que('C004');
30代男性で、設問クォータID'C004'が空いている場合=30代男性Bグループ
このように、最初はQ300のランダム値にしたがって振り分け、その後ランダム値によらず空いているセルに振り分けると回収のロスを減らすことができます。
550.Q各性年代のAグループ、Bグループいずれも回収上限に達していた場合は、5500.Qに回答は格納されません。 したがって、回収上限達成の条件となるORCA Scriptは以下になります。
Q500.CT == 0;
1000.Qカウント用の割付です。
1100.Q割付の確認画面です。

新アイテムの設定は以下をご参照ください。
自動回答設問を作成する。(新アイテムの設定)

スペックを添付いたしますので是非コピ-してお使いください!!
スペックダウンロード

今回のORCA通信はいかがでしたか。
ご不明な点等がございましたらお気軽にご連絡ください。

『こんな見本スクリプトが欲しい!』というご要望もお待ちしております。
どしどしお寄せください!!

それでは次回もお楽しみに!


  ページトップへ

vol.040へ vol.040へ vol.042へvol.042へ