TOP >
Users >
ORCA通信アーカイブ >
vol.055
ORCA通信
第55回ORCA通信をお届けいたします。
INDEX
[1] スペック作成のヒント:ランダム順序と回答の引継ぎ
[1] スペック作成のヒント:ランダム順序と回答の引継ぎ
回答の引継ぎの際に、本当はランダムに表示させたいけどランダムの順序が変わってしまうから諦めてた・・・
という方はいらっしゃいませんか??
ランダムに設定して回答を引継ぐときにはランダムの表示順も前問と同じ順序がいいですね。
そこで今回はジャンプだけで設定!
選択肢のランダム順序とその回答を引継ぐ方法をご紹介します。
自動回答設問を設定しなくていいのは嬉しいっ!!
■サンプルスペックの説明
55110.Q | Q1.マトリクス設問(親)です。
通常通りにランダム設定をします。 |
55120.Q | Q1.マトリクス設問(子)です。 |
55150.J | 対象とする回答でない場合、終了とします。 |
55200.J | ランダム表示順と回答引継ぎの設定をします。
ここでは55120.Qのマトリクス(子)で選択肢1を選択した55110.Qのマトリクス(親)の回答とランダムの表示順を55210.Qのマトリクス(親)に引継ぐよう設定しています。
※以下の書き方でプリコード設問(SA・MA)も同様に設定できます。
ORCA Scriptには以下を入力します。
var $i;
var $order = Q55110.D;
var $ret = [];
var $n = count( $order );
var $c;
for ( $i = 0; $i < $n ; $i += 1 )
{
$c = $order[$i];
if( P[$c].Q55120.C[1] )
{
push( $ret, $c );
}
}
Q55210.D = $ret;
return true;
|
var $order = Q55110.D; | ← | ランダム表示順引継ぎの設定です。
ランダム表示順の基となる(ランダム設定をしている)設問番号を入力します。
ここではQ1のマトリクス(親)の設問番号となります。
|
if( P[$c].Q55120.C[1] ) | ← | 回答引継ぎの設定です。
回答を引継がせる部分のORCA Scriptを入力します。
ここではQ1のマトリクスで55120.Qの選択肢番号1「購入予定」を選択したものとなります。
|
Q55210.D = $ret;
| ← | ランダムの表示順引継ぎの設定です。
表示順を引継ぐ設問番号を入力します。
ここではQ2のマトリクス(親)の設問番号となります。 |
|
55210.Q | Q2.マトリクス設問(親)です。
通常通りに作成します。 |
55220.Q | マトリクス設問(子)です。
|
---|
55300.J | 55200.Jと同様、ランダム表示順と回答を引継ぐ設定をします。
ここでは55120.Qのマトリクス(子)で選択肢1を選択した55110.Qのマトリクス(親)の回答とランダムの表示順を55320.Qのマトリクス(子)に引継ぐよう設定しています。
ORCA Scriptには以下を入力します。
var $i;
var $order = Q55110.D;
var $ret = [];
var $n = count( $order );
var $c;
for ( $i = 0; $i < $n ; $i += 1 )
{
$c = $order[$i];
if( P[$c].Q55120.C[1] )
{
push( $ret, $c );
}
}
var $p = Q55310.CL;
$n = count( $p );
for ( $i = 0; $i < $n ; $i += 1 )
{
$c = $p[$i];
Q55310.C[$c] = true;
P[$c].Q55320.D = $ret;
}
return true;
|
var $order = Q55110.D; | ← | ランダム表示順引継ぎの設定です。
ランダム表示順の基となる(ランダム設定をしている)設問番号を入力します。
ここではQ1のマトリクス(親)の設問番号となります。
|
if( P[$c].Q55120.C[1] ) | ← | 回答引継ぎの設定です。
回答を引継がせる部分のORCA Scriptを入力します。
ここではQ1のマトリクスで55120.Qの選択肢番号1「購入予定」を選択したものとなります。
|
var $p = Q55310.CL;
| ← | 回答を引継ぐマトリクスの(親)となる設問番号を設定します。
|
Q55310.C[$c] = true;
| ← | 回答を引継ぐマトリクス(親)となる設問番号を設定します。
|
P[$c].Q55320.D = $ret;
| ← | ランダムの表示順の設定です。
ランダム表示順を引継ぐマトリクス(子)の設問番号を設定します。 |
|
スペックを添付いたしますので是非コピ-してお使いください!!
スペックダウンロード
こちらより画面をみることができます。
今回のORCA通信はいかがでしたか。
ご不明な点等がございましたらお気軽にご連絡ください。
『こんな見本スクリプトが欲しい!』というご要望もお待ちしております。
どしどしお寄せください!!
それでは次回もお楽しみに!