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vol.061
ORCA通信
第61回ORCA通信をお届けいたします。
INDEX
[1] 【さよならXP】ツールが起動しない!【僕も私もWin7/8】
[2] バージョン1.7.6情報
[1] 【さよならXP】ツールが起動しない!【僕も私もWin7/8】
Windows XPのサポートが2014年4月9日で終了となります。
これに伴いPCの入れ替えをされる方も多いのではないでしょうか?
そこで新しいPCにORCAをインストールしたら起動しない・・・
なんてことになる前に以下にご注意ください。
EditorやSpecMaker、コンバーター、別途弊社にて作成させていただいたORCA関連のツールはJAVAがインストールされていないと、動作しません。
新しいPCにORCAの各種ツールをインストールする前に
下記URLよりJAVAのインストールをお願いします。
http://java.com/ja/download/
* JAVAのダウンロードはIEで行ってください。他のブラウザでJAVAのダウンロードを行っても正常にEditorが起動しない場合があります。
[2] バージョン1.7.6情報
1.7.6の新機能を詳しくご紹介いたします。
今回は「ルックアップデータ」についてご紹介します。
大量のデータを調査で使いたいという場合、.xls形式または.ods形式で作成したデータをスペックに取り込んで利用できるのでとても便利です。
推奨のデータ量は20,000セルまでとしております。
(サーバスペックによりますのでデータ量が多い場合はご相談ください。)
これはデータファイルの表をスペックに取り込み、表内の最左部の列をキーに、指定した列の値を返す。というしくみです。
★データファイルの入力方法★
データファイルは.xls形式または.ods形式で作成します。
※添付資料data_sample.xlsを合わせてご参照ください。
わかりやすくするためデータを少なくしています。
1行目はデータの名称を各列に入力します。
2行目から各データを入力していきます。
A列はキーとなる情報を入力します。
(この部分を基に他の列のデータを取得することになります。)
★スペック登録方法★
1. ウインドウ > ルックアップデータを開きます。
2. 登録-テーブル名に作成したデータをスペック内で呼び出す際に使う名前を入力します。
テーブル名はなんでも構いません。
例では「ANA」とします。
3. 作成したデータのファイルを参照し、登録ボタンを押します。
登録できるファイルは .xls形式または .ods形式のどちらかとなります。
※参照の際、ファイルの種類を選択してからファイル名を選択します。
4. 登録ボタンをクリックします。
これで登録は完了です。
データファイルを更新する際は、更新したいテーブル名を選択し、
更新データを参照して再度登録をします。
登録したデータはウインドウ > ソースエディタでソースの最後の方で確認できます。
★スペック内での呼び出し方法★
※添付資料lookup_sample.xmlを合わせてご参照ください。
まず、データファイルでキーとなる値(A列に入力した値)が回答となるような設問を作成します。
<1000.Q>
ここでは飛行機の便名を聞く設問としています。
次に、自動回答設問のORCA Script(文字)を作成します。
<1100.Q~1400.Q>
ORCA Script設定画面に以下のようにORCA Scriptを入力します。
lookup( 'ANA', '出発地' ,Q1000.V);
'ANA' ⇒ ルックアップデータを登録する際にテーブル名へ入力した文字列を入力します。
'出発地' ⇒ 呼び出したいデータの名称(列名)を入力します。
(データファイルの1行目に入力したデータの名称)
'Q1000.V' ⇒ キーとなる値が回答の設問番号を入力します。
呼び出したいデータに応じてこの自動回答を必要分作成していきます。
(出発時間を呼び出すときは '出発地' を '出発時間' と入力します。)
<2000.Q>
データが問題なく呼び出されているか確認しています。
スペックとデータファイルは
こちらからダウンロードできます。
今回のORCA通信はいかがでしたか。
ご不明な点等がございましたらお気軽にご連絡ください。
『こんな見本スクリプトが欲しい!』というご要望もお待ちしております。
どしどしお寄せください!!