TOP >
Users >
ORCA通信アーカイブ >
vol.001
ORCA通信
ORCA通信とはサイズから定期的に発行されるスペック作成のヒントと新規開発されるメニューのご案内です。
ORCA通信 vol.001(2008/6/13発行)
ORCAユーザーの皆様こんにちは(´ー`)ノ
第一回ORCA通信をお届けいたします。
INDEX
[1] 開発情報(負荷測定の結果発表)
[2] スペック作成のヒント 第一回:ここが変わったORCAタグ(TTとTB)
[1] 開発情報(負荷測定の結果発表)
【1台のサーバで1時間に1万サンプルの回収が可能に!】
ORCA の回収能力を測定するために Apache JMeter を使用し、負荷測定を行いました。
本日はその結果をご報告いたします。
今回の条件下では1秒あたり35ページ(12万ページ/時)の出力が可能であることがわかりました。
また、この値を超えた場合も1秒あたり58ページ(20万ページ/時)程度までは、若干の処理の低下は見られますが、
回収を行うことが可能であることがわかりました。
測定条件は以下のとおりです。
アンケート内容 | |
ページ数 | 7ページ |
設問数 | 15問(分岐あり) |
マシンスペック | |
サーバー | CPU:Celeron-D336 2.8GHz/MEM:2GB |
クライアント | CPU:PentiumD930 3.00GHz/MEM:2GB |
JMeter設定 | |
Ramp-Up | 10秒 |
Wait | 0~10秒 (一様乱数タイマー) |
Loop | 無限 |
負荷時間 | 5分10秒 |
また、同じ条件下でwebQの負荷測定も行いwebQに比べORCAが4~5倍の性能という結果がでました。
したがってwebQでは、CPU:Xeon 3040(1.86GHz:L2 2MB)/MEM:2GBのサーバーで
1時間に3,500サンプル回収(23,000トランザクション)の実績がありますので、
ORCAでは、同等のサーバーでなら1台のサーバで1時間に10,000サンプルの回収が可能と推測されます。
ORCAによって回収能力の低さが原因で
・実査期間を長く取らざると得ない
・サーバ増強してコスト(ハード、ホスティング)が増える
という地味に辛い悩みが解消されますね。
[2] スペック作成のヒント
第一回:ここが変わったORCAタグ(TTタグとTBタグ)
webQでは、TTタグ(選択肢指定のタグ)とTBタグ(バンク内設問指定のタグ)は
<TT ID=""/>、<TB ID=""/>と表記されていました。
webQにおける<TT ID="4"/> とは設問文内において、この設問における4番目に表示する選択肢という意味で
「選択肢番号」とは異なるものでした。
webQにおける<TB ID="500"/>とはバンク内設問群の設問番号500を意味するものです。
ORCAで右クリックしたときに現れるTTタグとTBタグは
<TT NO=""/>、<TB NO=""/> に変わりました。
<TT NO="4"/>と<TT ID="4"/>は同義です。
<TB NO="500"/>とは「設問番号」ではなく、バンク内設問に設定された500番目の設問を意味します。
なお、右クリックでは出てきませんが<TB ID="500"/>も引き続きお使いいただけます。
ご利用ください。
ORCA通信いかがでしたか。
次回は、第ニ回:ここが変わったORCAタグ(IF文)を予定しています。
お楽しみに!