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 ORCA通信

ORCA通信とはサイズから定期的に発行されるスペック作成のヒントと新規開発されるメニューのご案内です。


 ORCA通信 vol.025(2009/12/01発行)


ORCAユーザーの皆様、こんにちは。
いつもお世話になっております。サイズの中村です。

第25回ORCA通信をお届けいたします。

INDEX
[1] 開発情報
[2] スペック作成のヒント第25回:これは使える!ORCA Script
見本はこちら


[1] 開発情報:対象者情報設定

対象者情報設定が少し変わりました。
以前はリストのファイルをアップロードする際、まず、項目IDを入力してからファイルをアップロードしていましたが
この項目IDも自動的に入力されるようになりました。
項目IDを入力する手間が省けますし、入力間違いがなくなります。

1.インポート作成を選択してファイルをアップロードします。
ファイルの1行目に入力したフィールドタイトルが項目IDへ自動的に入力されます。

2・テーブルIDや用途等の設定
対象者情報設定の設定方法詳細は こちらをご覧ください。


[2] スペック作成のヒント  第24回:これは使える!ORCA Script

今回は、選択個数をエラーメッセージへ挿入するORCA Scriptをご紹介いたします。

■サンプルスペックの説明

今回使うORCA Script

PSその設問を通ったことがあるかどうかを判定する。記載例)Q1200.PS;
Nその設問の回答(数値)を意味する。記載例)Q1200.N == 2;(Q1200の回答は2と等しい)
CTその設問の回答個数を意味する。記載例)Q1100.CT; Q1100.CT == 2;
<TE/>エラーメッセージの表示位置を指定する場合に使います記載例)なし

25100.Q複数設問です。

文面設定画面でエラーメッセージを表示したい場所に以下を入力します。

<IF><EXP>Q25200.PS and Q25200.N != 2;</EXP>Q25200を1度通過して、Q25200の回答が2でないときに
<span class="ERRMSG"><TA ID="25200"/></span><TE/></IF><br>Q25200の回答個数に引きつづき、25210Jで設定したエラーメッセージを1つの文として表示します

25200.Q自動回答設問 ORCA Script(文字)です。

ここで25100.Qでの回答個数を格納します。
ORCA Scriptには以下を入力します。

Q25100.CT;Q25100の回答個数が格納されます

25210.J選択数が指定個数でない場合にバックジャンプし、エラーを表示させます。

ORCA Scriptには以下を入力します。

Q25100.CT == 2;Q25100の回答個数が2のとき正となります

ジャンプ条件非成立時のジャンプ先を25100.Q(設問)とし、エラーメッセージを入力します。
ここでは「個選択中です。2個選択してください。」と表記しています。
*はじめの1文字目に25100.Qでの回答個数(25200Qの回答)が表示されます。

《文字色説明》

 Q25200 = 回答個数を格納する自動回答設問の設問番号です。
 2 = 選択させたい個数です。
 Q25100 = 選択個数を決定する設問の設問番号です。


スペックを添付いたしますので是非コピ-してお使いください!!
スペックダウンロード
こちらより画面をみることができます。


 ★ORCA Script入力時のお願い★


 「&」や「or」などを使ったScriptを入力する際、
 「&」「or」の前後に半角スペースまたは改行を入れていただくようお願いいたします。
 「Q1000.SorQ2000.S;」のように続けて書いてしまうと「or」ではなく「Sor」という文字列と
 勘違いをしてしまいます。
 そのため、正常な動作をしなくなってしまいます。

 入力例
 ・Q1000.C[1]&Q2000.C[1];  → NG

 ・Q1000.C[1] & Q2000.C[1]; → OK

 ・Q1000.C[1]
  &                  → OK
  Q2000.C[1];



今回のORCA通信はいかがでしたか。
ご不明な点等がございましたらお気軽にご連絡ください。

『こんな見本スクリプトが欲しい!』というご要望もお待ちしております。
どしどしお寄せください!!

それでは次回もお楽しみに!


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