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 ORCA通信

ORCA通信とはサイズから定期的に発行されるスペック作成のヒントと新規開発されるメニューのご案内です。


 ORCA通信 vol.029(2010/03/04発行)


お世話になっております。サイズの星野です。

本日は発生頻度は非常に稀なのですが、事故になりかねない不具合の報告をさせていただきますので
お忙しいところ大変恐縮ではございますがご一読いただきますよう御願い申し上げます。

INDEX
[1] 開発情報:不具合報告
[2] スペック作成のヒント:選択肢「その他」などのあとにつける追加入力欄について


「実際の回収数」と「ジョブトップ画面及びクォータ別回収状況画面で表示される回収数」が異なる現象について

ORCAにおいて、以下の事例が報告されました。
「実際の回収数」より「ジョブトップ画面及びクォータ別回収状況画面で表示される回収数」が1多く計上された。
調査の結果、下記の事項が確認されましたのでお知らせ致します。
この事例は、管理画面の集計処理が何らかの障害により停止した場合のうち、極稀にその影響が管理処理全体に波及する場合があり、 さらにそのタイミングで回答登録処理が中断された場合にのみ発生します。
上記の障害が1回発生するごとに、登録中のJOBの回収数に1差異が発生します。

ORCAは回答登録処理が予期せぬ障害により中断された場合、復旧後に再度中断された登録処理を試みます。
集計に使用される回答データは回答者を識別していますが、「ジョブトップ画面及びクォータ別回収状況画面で表示される回収数」は 回答者を識別していないため、障害発生前に「ジョブトップ画面及びクォータ別回収状況画面で表示される回収数」がカウントアップされていると 復旧後のリカバリで再度カウントアップされ、「実際の回収数」と「ジョブトップ画面及びクォータ別回収状況画面で表示される回収数」 に差異が生じます。
この現象の発生頻度は非常に低いのですが、以下のような事故を起こす可能性が有ります。
クォータ設定で回収管理を実施している場合、実際の回収数は回収目標数に達していないにも拘わらず回収が停止される。

「ジョブトップ画面及びクォータ別回収状況画面で表示される回収数」のみを見て、目標に達していることを確認し追加の依頼メール送信や督促をしなかった。(運用上の事故)

現在、不具合の原因分析と対策の検討を進めていますが、ORCAシステムで使用している汎用ライブラリ内の問題の可能性が高く、不具合解消までもうしばらくのお時間を頂戴致します。
さらに詳しいご説明を希望されるお客様、質問があるお客様は、気軽にお申し付けください。

ご迷惑をお掛けしますが、何卒よろしくお願いいたします。


[2] 選択肢「その他」などのあとにつける追加入力欄について

追加入力欄は、Editorで選択肢を入力する際、選択肢の最後で右クリックをするとORCAタグの挿入というメニューが表示されます。 そこで上から二番目にある「追加入力欄の挿入」を選択すると<CC COLS="20" ROWS=""/> と選択肢に追加されます。

これが追加入力欄です。


1.追加入力欄の仕様


・追加入力欄はひとつの選択肢にいくつでも作成することができます。

・追加入力欄に記載があり、選択肢を選択しないで次にすすむと回答データには自動的に選択されたこととして格納されます。

・追加入力欄のある選択肢を選んだにもかかわらず入力欄を記載しないで次のページへすすんだ場合は入力欄の記載を促すアラートが表示されます。(*1)

・COLSは横幅、ROWS=は縦幅の指定となります。数値の単位はemです。


2.必須にしたくない場合は・・・

上記(*1)に記載したとおり、追加入力欄のある選択肢が選ばれた場合は入力欄は必須回答となります。
必須にしたくない場合は、以下のように記載します。

<CC COLS="20" ROWS="" NOMUST="ON"/>

以上

今回のORCA通信はいかがでしたか。
ご不明な点等がございましたらお気軽にご連絡ください。
次回もお楽しみに!


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