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vol.011
ORCA通信
ORCA通信とはサイズから定期的に発行されるスペック作成のヒントと新規開発されるメニューのご案内です。
ORCA通信 vol.011(2009/1/29発行)
皆様こんにちは(´ー`)ノ
第十一回ORCA通信をお届けいたします。
INDEX
[1] 【重要】前0数字にご注意を!
[2] スペック作成のヒント第十一回:これは使える!ORCA Script
【重要】前ゼロ数字にご注意を!
ORCAでは、整数や小数だけでなく8進数や16進数を扱うことも出来ます。
そのため
数値の接頭に「0X」と記述することで16進数として、接頭に「0」を記述する、前ゼロ表記の場合、8進数として扱われます。
前ゼロを記述する入力パターンとしては、電話番号や郵便番号がありますよね。
ORCA Scriptでは、前ゼロの数値は文字として扱い'090'や'0001'という風に記述します。
前ゼロを扱う場合は必ず文字として扱いましょう。
例)
・Q1000で文字入力の設問を作成
・J1100で、Q1000にて「020」と回答した人をQ2000にジャンプする
正誤 | Q1000のジャンプ条件 |
正 | Q1000.V eq '020'; |
誤 | Q1000.N == 020;
上のジャンプ条件では、文字入力のQ1000をうっかり数値として扱ってしまいNを使っています。
また、「020」が8進数として扱われます。
|
Q1000.V eq 020;
上のジャンプ条件は一見正しそうですが、やはり「020」が8進数のままです。
文字として扱う場合は必ず、「'(シングルクォーテーション)」や「"(ダブルクォーテーション)」で「020」を囲まないといけません。
|
くれぐれも前ゼロのときは、文字として扱うことを忘れないように!!
※詳しくはORCA ScriptリファレンスやORCA Scriptガイドをご参照下さい
[2] スペック作成のヒント第十一回:これは使える!ORCA Script
アンケートを実施する際、例えば、企業イメージを思いつく順に入力して欲しいという純粋想起の設問があった場合モニターの方にはできるだけ上から入力してほしいのですが、順序良く入力してくださるわけでもないですよね。
しかし、データとしては上から詰めてデータを落としたい・・・・・。
アラートでモニターの方に「上から入力してください」とアラートを出していませんか。
アラートはもう古い!
今回は
「未入力回答欄の詰め直し」というスペックをご紹介いたします。
完成画面はこのような画面です。→
こちら
■サンプルスペックの説明
11010.Q~11050.Q | 設問です(文字入力回答) |
11060.J | 空いている回答欄がある場合、このジャンプで回答を詰めます |
ジャンプ条件式
var $a = [ Q11010.V, Q11020.V, Q11030.V, Q11040.V, Q11050.V ];
var $b = [];
var $i;
for( $i = 0 ; $i < size( $a ) ; $i = $i + 1 )
{
var $t = rtrim( $a[$i] );
if( $t ne "" )
{
push( $b, $t );
}
}
Q11010.V = $b[0];
Q11020.V = $b[1];
Q11030.V = $b[2];
Q11040.V = $b[3];
Q11050.V = $b[4];
return 1;
<条件の修正箇所は以下となります。>
var $a = [ Q11010.V, Q11020.V, Q11030.V, Q11040.V, Q11050.V]; | ← | 各回答欄の設問番号を入力します。 |
Q11010.V = $b[0]; | | |
Q11020.V = $b[1]; | | |
Q11030.V = $b[2]; | | |
Q11040.V = $b[3]; | | |
Q11050.V = $b[4]; | ← | 各回答欄の設問番号を入力します。 |
(一部省略)
スペックを添付いたしますので是非コピ-してお使いください!!
スペックダウンロード